第4回クラブ日就:VJにインタビュー


Creth: 日就寮生。音楽文化や音楽史に興味があり、第4回クラブ日就のオーガナイザーを務めている。

GIN: 今回のクラブ日就のゲストVJ。プログラマとして働く傍ら、仙台を拠点に長年DJ・VJとして活躍している。かつて大学生時代に日就寮に居住していた経験があり、その縁で今回ゲスト参加してもらえることになった。

Creth: それでは、まずは自己紹介からお願いします。

GIN: GINといいます。仙台のクラブでDJやVJをやっていて、VJは20歳ぐらいの時からやってます。

元々はアパレル系のことがやりたくてセレクトショップで働いてて、そしたら友達の繋がりでクラブで遊ぶようになって。それが今の活動を始めるきっかけです。

最初はDJだけやっていたんですけど、音をやる人はたくさんいたので自分は映像をやってみよう、と思ってVJも始めて、今は両方やってますね。

Creth: 今回はゲストVJとして来てくださるということですが、VJとはどんなことをするんでしょうか?

GIN: 曲やDJの雰囲気に合わせて映像を流します。基本的には映像編集用ソフトで作った映像を専用のソフトで流す感じで、他にもいろんなことができます。例えば、最近は音に合わせて映像が流れるようにプログラミングするのが流行ってますね。

GINさんが実際にVJをされている際の映像(背景の動画)

Creth: なるほど。今回のクラブ日就ではどんな感じのVJをやろうと思ってますか?

GIN: 親しみやすく、かつ日就寮ならではの映像を流したいと思ってます。来た人だけがわかるような映像の自由度がVJの魅力なので、皆さんも是非実際に見に来て欲しいです。

日就寮の近影

Creth: 日就寮ならでは、というのはどんな感じでしょうか?

GIN: 日就寮は頻繁にパーティーをする場所ではなくて、普段そこにあるのは生活空間だと思うんです。だからこそ寮でやるのは特別なことで、そういう部分を上手く活かしたいですね。

Creth:クラブ日就に対してそういった認識をしてもらえるというのはとてもありがたいことで、日就寮での生活経験があったからこそのものだと思うんです。良ければ寮生時代のことや、日就寮での思い出を教えてもらえませんか?

GIN: 2007年に入寮しました。当時は2人部屋で先輩と一緒に住んでいたんだけど、毎日ビビリ倒してました(笑)

よく記憶に残っているのは皆で松島から寮に走って帰る行事で、松島まで車で置いていかれて「頑張って帰ってこい!」って。(笑)今はやらないのかな?

Creth: 凄まじい行事だ…。今はやっていませんが、代わりに「月夜の散歩」という、各自荒浜に集まってキャンプファイヤーした後に有志が歩いて帰るという比較的緩めの行事はやっていますね。

GIN: 近いことはやってるんだね。それで思い出はというと、この行事で当時やらかしをしてしまいまして。

深夜に浜辺でキャンプファイヤーをするんだけど、酔いが回ってくると先輩がキャンプファイヤー飛びをするんですよ。

それで自分もやったら失敗して。熱い炭を掴んでしまって。仕方ないから、バイ菌だらけの海で冷やしてたら手が腫れてしまって、救急車で運ばれちゃったんですよ。

他にも、行事がいっぱいあって大きな行事以外でも普段からコンパをやっていて、その中で広いコネクションができるのが寮のいいところだと思ってます。

今年の新歓期間の様子。今年は20人もの新入寮生を迎えられた

Creth: GINさんがいたのは寮生が段々減ってきていた頃だと思うんですけど、最近はまた同じくらいの寮生数までどんどん回復しつつあってなんだか感慨深いですね。人が増えてきて余裕ができたので、このクラブ日就も含めて私たちもいろいろな行事をやっているところです。

GIN: 本当に嬉しいです。寮に入っていろんな人と会って、いろんなことをやって、それで当たり前を疑うことができるようになったので、寮にはとても感謝しています。

Creth: ところで、今回の出演オファーはO-Kenのpara君を通じて急な形で始まったと思うのですが、最初に「クラブ日就」なるイベントの存在を知って、そこに出演をオファーされたときの印象はどんな感じでしたか?

GIN: やっぱり日就寮みたいな寮があるのは自然なことではなくて、自分たちでちゃんと続けていかないと続かないものだと思うんです。その一環としてクラブ日就というイベントを作り上げているのはとても良いことだと思っています。

特に住んでいた当時はクラブ?という感じで誰も知らなかったので、こんなに皆が興味を持ってくれたので嬉しいです。個人的には、寮はクラブカルチャーと近いところにあると思っているんですよね。

Creth: 自分もクラブミュージックを聴くことはあっても、実際に行くようになったのはクラブ日就がきっかけでしたね。

GIN: そういう人が増えるといいよね。今回初めてDJやる人もいると聞いているんですけど、来る人にも初めてクラブに来る人が沢山いるじゃないですか。初めてDJやる人と初めてクラブに行く客が出会うなんて、そんな滅茶苦茶な場所は他にはないと思うんです。こんなの何があっても面白いですよ。

Creth: それでは、意気込みをお願いします!

GIN: かつて日就寮で先輩方や同級生や寮のカルチャーに助けられたので、恩返しだと思って頑張ります!よろしくお願いします!!

Creth: ありがとうございました!GINさんによる映像体験に是非ご期待下さい!!